介護業界も大手になると給与が高そうだし働いてみたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。介護事業所の約1割を占める大手介護業界には、病院系列の介護施設や異なる業種の大手企業などが展開する施設やサービスなどがあります。実際に介護職員として働く場合、大手の介護事業所はどのような特徴があるのでしょう。

まずは、介護職員に対する待遇面の良さが挙げられます。中小事業所と比較すると大手事業所はもともとの基本給が高く、それに加えボーナスや資格手当も支給されるなど、長く働きたいと思えるような内容が多いです。さらに、有給休暇の他にも育児休暇や介護休暇がしっかりと設けられているなど、女性が多い職種であることに配慮してさまざまな働きやすさが提案されています。

次に、教育や研修制度が充実しているなど、優秀な人材を育てる体制が整っています。小さな事業所になると、役職も施設の管理者のみという所も多く、忙しくて職員の教育どころではない事業所もあります。一方で、大手の介護事業所では力を充分に発揮できるようにさまざまな役職が設けられ仕事の分担が決まっています。人手を人材の育成に回せる余裕があるので丁寧に仕事を教えてもらうことができ、スタッフ全体が安定した技術の習得をすることが可能です。また、資格取得制度や職員研修などの機会も積極的に取り入れられるなど、とても働きやすい環境作りが行われているのも特徴と言えます。